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今から遅い?投資・資産運用は目的次第

【資産運用と本の言葉】

投資(ここでは主に株式や投資信託等の金融資産への投資を指します)は時間を味方につければ圧倒的に勝率が上がります。

これは過去の実績からすれば容易に推測出来ることです。

では、40代、50代からの資産運用ってもう遅いの?という疑問が出てくるかと思います。否。資産運用は目的次第です。

※資産運用記事においては個別銘柄や投資手法について記載している箇所がありますが、投資判断は個人の判断と責任において実施していただくようお願いします。(投資推奨・銘柄推奨ではありません)

投資とはリスクヘッジである

あなたは何に備えたいですか?

  • 老後の資金
  • 収入の減少
  • 物価の高騰
  • 子どもの教育費
  • より良い生活のための資金

それに対して、現状ではどこまで対策が出来ていますか?

全て対策出来ているよという人であれば、もしかすると資産運用は不要で今後は現金を適度に分散させて保有しているだけで足りるかもしれません。

多くの人は未来に向けて何らかの対策を取る必要を感じておられると思います。

各自の置かれている状況によってもちろん正解は変わってきますし、投資という不確実な対象に対してこれが良いと言えるはずもありません。ただし、「現状での最適解」は少なからず存在するはずで、これを参考にそれぞれが心地よい投資対象、金額で対策していってもらえたらいいかなと思っています。

20代〜30代前後の投資

主に収入が少なめで投資期間は長く取れる。実家暮らしかどうかで貯蓄率は大きく変動するものの、一般に投資に回せる金額は少なめであることが多いかと思います。

考えられる投資としては以下のようなものが挙げられると思います。

  • つみたてNISAで米国もしくは全世界を対象としたインデックスファンド
  • 日本個別株の中でも中小型株を対象に少額での投資経験
  • 調整局面での優良大型高配当株を中心とした1株投資

金額は少なくても個人投資家最大の武器である「時間」を最大限有効に使うことで大きなリターンを得られる可能性があります。その意味では国の制度であるつみたてNISAを有効に活用すべきでしょう。

また、収入の増加に合わせて無理なく、1株投資等で投資経験と複利効果を得られれば将来大きく花開く可能性を秘めています。

40代〜50代前後の投資

収入が最も多くなる可能性があると同時に人によっては子どもの教育費用やマイホームのローンなど支出も相応にあり、投資に回せる金額は大きく差が出てくるかと思います。

考えられる投資としては以下のようなものが挙げられると思います。

  • つみたてNISAで米国もしくは全世界を対象としたインデックスファンド
  • 米国ETF
  • 優待株
  • 優良大型高配当株を中心とした1株投資

つみたてNISAは年齢によっては20年後が、ちょうど定年前後と重なるため老後資金として計算がし易くなります。

また、優待株や米国ETF(主に高配当)によって日々の生活費をカバーしていきたいところです。1株投資は継続的に実施出来れば長期で見れば相応の優良株を手元に保有出来ます。

60代以降の投資

定年等により退職金を手にしたり、子どもの教育費用負担が終了したり、住宅ローンが終了したりと徐々に支出が減少していきます。一方で当然に定年により収入も以前より減少する人がほとんどかと思います。

考えられる投資としては以下のようなものが挙げられると思います。

  • 米国ETF(高配当)
  • 優待株
  • 日本高配当株
  • 投資信託(分配型)

60代以降というとかなり幅広い年齢層なので60代と70代でもかなり違いますが、言えるのは時間を味方につけてリターンを最大化するというよりは、インフレ等にヘッジしながら、かつ資産を分散しながら、適切に資産を「使っていく」フェーズにあるところだと思います。

投資信託(分配型)についてはコスト面から賛否ある(否の方が多いかも)ところだと思います。僕もあまりに高コストであったり、資金の大部分を投資することには否定的ですが、資産を「ヘッジしながら使っていく」という局面において一部取り入れることは必ずしも悪くないと考えています。

まとめ

主に年代別の観点から投資目的による投資対象の違いを記載しました。

もちろん、既述の通り、個人個人で状況は全く違うので年代で区切ることすら乱暴かもしれません。しかし、誰かが言っているから、流行っているから等という理由で自身の本来の目的に沿わない対象に投資をしてしまっては、いつまでも目的は達成出来ません。

各自が自分の投資目的を再度見直して適切な対象に投資する参考にしてもらえれば幸いです。

補足ですが、つみたてNISAの対象を米国もしくは全世界としているのは、長期積立においては投資対象が成長し続けていることが重要ですが、恐らくそれは日本よりも米国であり、新興国である可能性が高いと考えるからです。(過去チャートや人口増減から)

また、資本主義が続く限りという前提が入ることも理解しておいて欲しいですね。(自分が何に投資しているのかを理解することが肝要)

最後に何より自分で考えた上で心地よい対象に適切な金額を投資すること、前提が変われば柔軟に見直すこと、投資自体を継続すること。これが大切だと思います。ぜひ皆さんも心地よい投資を実践してみてください。

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