初詣に行った時に厄年の表が掲示されているのを見て自分が厄年だとなった時に実際何をすればいいか、分からないことも多いですよね。
実際に厄払いに行ってきた僕がポイントだけシンプルにまとめましたので参考にしてみてください。
そもそも厄払いとは
数え年で男性の25歳(満24歳)・42歳(満41歳)・61歳(満60歳)、
女性の19歳(満18歳)・33歳(満32歳)・37歳(満36歳)・61歳(満60歳)が本厄と言われており、その前後1年が前厄、後厄、後2年目が御礼参りとなっています。
特に男性の42歳(満41歳)、女性の33歳(満32歳)は大厄と言われており、特に心身や環境の変化等が多い年代で注意して過ごす必要があると言われています。
厄除けって意味あるの?と思われる方もいると思いますが、病は気からという言葉もある通り、自分と向き合い、慎重に日々を過ごすことで大きな災を遠ざける効果はあると思いますよ。
厄払いに行く時期は?
基本的にはお正月から節分(2月3日頃)までに行くのが良いとされています。
節分までというのは旧暦の名残が残っているためだそうですが、それ以外でも受付はしてもらえます。
ただ、1年の祈願をするのですから、早めに行くほうが良いですよね。
厄払いはどこに行けば良い?予約は必要?
厄除けにご利益のある神社を選んで行く方も多いそうですが、基本的にどこの神社でも大丈夫です。
近くの氏神様で行うのも良いでしょう。僕は毎年行っている氏神様で祈祷してもらいました。
予約は基本的に不要ですが、大きな神社等の場合は問い合わせしておいた方が確実ですね。
厄払いに行く前の準備(初穂料、服装は?)
厄払いの料金(初穂料)は新札?金額は?
決まりはありませんが、準備して行くのですから新札が相応しいと思います。
昨今、銀行で新札両替をしてくれるところが減っていますから、事前に準備しておきましょう。
金額は「特に決まっていない」ということになっており、概ね5,000円〜が相場です。
ただ、神社によっては6,000円、8,000円、10,000円といったように金額が決まっている場合があります。
出来るだけ、HPや電話等で確認しておきましょう。
ただ、金額でご利益が変わるということはありません(御札の大きさ等が変わる)ので、気持ちでお納めしましょう。
初穂料に「のし」って必要?
初穂料には「神様に対する感謝やお供えを表す」意味がありますので、「料金を支払う」ということとは少し意味が違うんですね。
意味を考えると、そのままお金を渡すのではなく、「のし」に入れる方が相応しいですね。
厄払いに行く時の服装は?
男性であれば基本的にスーツ、女性ならワンピースやスーツが相応しいとされています。
TVでよく見るプロ野球やサッカーの勝利祈願等もみんなスーツですよね。
スーツでなくても、TPOに合ったフォーマルな服装がいいと思います。
ただ、今回僕が厄払いに行った際は3組中、スーツは僕だけでした。
おそらく傾向として大きくて遠方から来る人も多いような神社ではスーツの人が多くて、地元の神社の場合等は比較的カジュアルな格好の人もいるんじゃないかと思います。
タイミングでスーツ派かそうでない派が多いかは変わると思いますが、厄除け祈願は自分の問題ですからあまり周りを気にする必要はありません。
むしろスーツばかりで自分だけそうでないよりはスーツを着ていくほうが間違いないと思いますよ。
ちなみにスーツもネクタイもネイビーにしました。ネクタイは白や黒が良いとも言われていますが、そこは間を取った感じです。
厄払い当日の流れ
僕が行った神社での流れです。神社によって多少は異なるかもしれませんが、基本的な流れは同じだと思いますよ。
神社に到着、受付へ
受付で祈祷の申込みをします。住所、名前、読み仮名、祈祷の目的(厄除け)や年齢等を記入します。
ここで金額を記入し、初穂料をお納めします。金額はここで確認されます。
手水舎(ちょうずや)でお清めをしてから、待合所へ案内してもらいます。
待合室から祈祷所へ
待合室では何人か集まるまで待ちます。
一般的に午前中に行く方が良いとされているので、10時前後は割と人も多かったですがすぐに祈祷所へ案内されます。
祈祷所への出入りはコートやマフラーを脱いで一礼しましょう。
座る位置などは神主さんが都度案内してくれますので、心配いりません。
ちなみに付き添いの人も基本的に一緒に入ることが出来ますよ。
厄払い祈祷中
神主さんが取り仕切ってくれますので、基本的に案内に従っていきます。
具体的に何かをするのは玉串を捧げる時ぐらいです。
玉串は神主さんから1人ずつ呼ばれて、玉串を渡されます。一礼した後に玉串を受け取り時計回りに回転させて根元をご神前に向けて台に置きます。
置いた後に二礼二拍手一礼の作法で祈願します。席に戻ります。
以上です。
厄払い祈祷後
祈祷が終了したら、名前を記入した御札とお守り、御供米(お米のお下がり)を授与されます。
これを受け取り、一礼して終了、解散です。
厄払いのまとめ
どうでしたか。厄払いというともちろんほとんどの人がそんなに頻繁に行くものではないので不安なことも多いと思いますが、意外とシンプルで心配するようなことは無いですよね。
「こうすれば相応しい」ということはありますが、「こうしなければならない」ではないので、結局は自分の気持ち次第です。
節目にはしっかり厄払いをして、清らかな気持ちで1年を過ごしましょう。